カツオのたたき作り

カツオのたたきといえば、愛南町!

「びやびやかつお」の水揚げされるところです。

 

えひめ子ども観光大使のこたちがやってきたのは愛南町の旧満倉小学校。

今回、最も遠い四国中央市の子たちは6時には出発して、ここにやってきました。

 

会場には、昨夜水揚げされたばかりのカツオ。

前もってカツオを組合長さんに頼んでくださっていたのだそうです!

それをお聞きして、一同早速大感激!!

 

子どもたちはまずは触って品定め?

鮮度を保つために、発泡スチロールに入れて細かな氷を詰めてある中のカツオとご対面しました。

早速、調理に取り掛かりました。

今回メイン講師の前田アイ子さんらが包丁の入れ方を教えてくださいますが、

なかなか思うようにはいきません。

包丁を扱うのに四苦八苦の子どもたち。

なんてったって水揚げされたばかりの新鮮なカツオですから!

 

それでもどうにか、子どもたちはブロック?にまで切り分けました。

ここから火であぶる作業に入ります。

体育館の外に、なにやら鉄の缶らしきもの発見。

そうです。

これで燃やすのです。

燃料は「わら」。

これがとっても重要なポイントです。

火力、香りなどすべてが違うのです。

 

大人の方々に手伝ってもらって、えひめ子ども観光大使の子たちは果敢にこの「火あぶり」に挑戦しました。

中には二度も挑戦する猛者もおり、頼もしい限りでした。

 

あぶったあとのカツオは氷でしめ、それぞれのグループに分けられました。

前田さんから切り分ける方法を教えてもらった子どもたちは、

薄く?厚く?スライスしていきます。

みんなで協力してやると、あっという間に大皿がいっぱいになりました。

 

この後、班ごとに作った2つの大皿は、それぞれ塩たたきとたれのたたきに仕上げられていきます。

たたきの上に乗せる薬味は、ネギ、しょうが、にんにく、大葉……。

とにかくその量が尋常じゃないのです。

お写真で見てください!

 

そんなこんなで楽しく仕上げたカツオのたたき。

いよいよみんなで食します。

こればっかりは文章では表現できません。

私、これまでいろんなところでカツオのたたきを食べてきましたが、

ここで食べるたたきが一番おいしいと感じます。

 

子どもたちも、保護者の方も、黙々と食べていました。

前田さんたちのご好意で、お家の方用のたたきも作っていただき、

ありがたいことにお家の方のおなかもいつしかいっぱいに。

 

本日も、しめは「子ども観光大使検定」

魚の名前、料理の名前、火であぶる時の燃料は何など、

今回の講座に関係のある問題を10問出題しましたが、どの子もばっちりクリアしました。

 

感想発表では、自ら進んで立ち上がり9名の子たちが大きな声で自分の感想を伝えました。

前田さんをはじめとする愛南町の皆様に支えられ、

本日も素晴らしい体験講座になりました。

 

「朝5時台に起きて車を走らせたかいがあったねえ!」

という保護者の方々のつぶやきがあちこちから聞こえていたのが印象的でした。

 

子どもたちにまた一つ、愛媛のよさが刻み込まれました。